酒と女と薬

高校のころに読書感想の課題がありました。
いくつか本から選んで書いてこい、て感じ。
その中から自分が選んだのか
これ↓。



読み始めてすぐに止めました。
陰鬱すぎたし、人の内面をエグる文体に
降参したです。

多分、若かりしその頃に読破していたら
今よりももっと悲惨な人生を歩んでいたかもしれない。

三十路を過ぎて、改めて読んでみると
当時は鮮烈・衝撃であったであろう
内容も、幾ばくか、ありきたりに思えてしまう。

この本をネタにしたであろう
小説やドラマ・映画がポンポンと思い浮かんだ。
「あー、これが素か」と。

内省的、繊細・人見知りな性格の主人公が
「罪」とは何か、と想い巡りつ
アル中になりヤク中になり
何人もの女のヒモになり
しまいには「脳病院」に強制的に入れられ
そこで「人間、失格」となる筋書きですが。

これ、何か想い通ずることを感ずる人あれど

「え～？コレって俺じゃんw」って人はいないスよね。

俺は唯、女性のヒモになったことはないけど
実家・両親のヒモ・お荷物です。
精神病院、ヤク中、アル中、対人恐怖と
主人公「葉蔵」とダブるとこ多く、読んでいて
気持ちは良くなかったです。

今更なネタですが
ちょっとしたショッキングを受けたいなら
お薦めします。

若いうちは、読まないほうがいいス。